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外道魚の意外な美味しさ キュウセンと寒ボラ塩焼き体験
釣りをしていると、狙っていない魚が掛かることがありますよね。
そんな時、「外道だからリリースしよう」と思ったことはありませんか?
実は私も以前はそうでした。見た目がカラフルすぎるベラ、臭いイメージが先行するボラ。どちらも長い間、何も考えずリリースしていた魚です。
ところがある日、思い切って持ち帰って塩焼きにしてみたんです。
その結果が、今回の記事のすべてです。
外道魚への先入観と実体験
釣り人なら、「外道」という言葉に聞き覚えがあるはずです。本命ではない魚が掛かった時に使う言葉ですが、この言葉には少し乱暴な側面がある気がします。
キュウセン(ベラ)はあのカラフルな見た目から、「食べにくそう」「毒がありそう」と感じる人もいるかもしれません。ボラは「川や港の汚い水に棲む魚」「臭くて食べられない」というイメージが強く根付いていますよね。
私もそのイメージのまま、何年もリリースし続けていました。
ところがある時、釣り仲間から「キュウセン、食べたことあるか?めちゃくちゃ旨いぞ」と言われたんです。半信半疑でしたが、次の釣行で掛かったキュウセンを持ち帰り、塩焼きにしてみました。
そこからが、私の「外道魚」に対する認識が変わり始めたきっかけです。
キュウセン(ベラ)の塩焼き実食レビュー
味わいと評価
正直に言います。
食べた瞬間、「なんでいままでリリースしてたんだ」と後悔しました。
白身なのに、淡泊すぎない。口の中に濃厚な旨みが広がって、皮の香ばしさとよく合います。
アジやサバの塩焼きも好きですが、著者の感覚では「キュウセンはそれらと同等かそれ以上」と感じました。塩焼きにした魚の中でも、特に印象深い一品です。
カラフルな見た目とのギャップが大きいほど、感動も大きかったです。
調理手順(再現性重視)
再現性を大切にしたいので、私がやった手順をそのまま紹介しますね。
下処理の手順はこうです。
まずは鱗を軽く取ります。キュウセンの鱗は小さめなので、包丁の背でこそげると取りやすいです。
次に内臓を取り除いて、流水でしっかり洗います。腹の内側の血合いも丁寧に落とし、冷水で何度か洗い流すことで、余分な臭みを減らします。
塩の振り方はシンプルです。
粗塩を全体に均等にまぶします。腹の内側にも忘れずに塩を振っておくと、臭みが出にくいです。
焼き方はこちら。
用意したのは炭火グリルで、中火でじっくり焼きました。片面8~10分程度、火が通ったら裏返して同様に焼きます。表面が軽く焦げ目を帯びてきたら火が通った合図です。
仕上げにレモンを搾ると、旨みがより引き立ちますよ。シンプルですが、これが一番おすすめです。
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寒ボラの冬味・ブリに匹敵する塩焼き
味・食感の実感
ボラを食べるのは、正直かなり勇気が要りました。
「臭いんじゃないか」「後悔するんじゃないか」という気持ちが最後まであったんです。
でも、下処理を丁寧にして塩焼きにしたボラを口に入れた時、その不安は完全に消えました。
冬に釣れた寒ボラの脂の乗りは、著者の主観では「ブリに匹敵する」レベルだと感じました。歯応えがしっかりしているのに、噛むたびに脂の甘みがほどけてくる。香ばしく焼けた皮の食感も相まって、「本当にボラか?」と思うほどでした。
釣りが趣味の知人から「通の間ではブリより旨いと言われることもある」という話を聞いたことがありますが、食べてみてその意味が分かった気がします。
臭み対策と下処理
ボラの臭みを抑えるカギは、ずばり下処理の丁寧さです。
私が特に意識したのは血合いの処理です。内臓を取り除いたあと、血合いが残らないよう丁寧に取り除き、流水でしっかり洗い流しました。この一手間で、臭みが格段に減ると実感しています。
皮の処理についても、塩焼きの場合は皮を軽く引くか、焼く際に塩をしっかり付けることで香ばしさが出ます。ここを省いてしまうと、残念な結果になりやすいので注意してください。
焼き方のポイント
焼き方の基本は、じっくり火を通すことです。
中火で片面10分程度、表面が色づいてきたら裏返します。全体に火が通るまでじっくり焼くことで、身が崩れず旨みが凝縮されます。
仕上げにバターを少量乗せるアレンジもおすすめですよ。脂の甘みがさらに引き立ちます。
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外道魚を美味しく食べるための共通調理ポイント
キュウセンとボラ、どちらを食べて気づいたことが共通してあります。
外道魚を美味しく仕上げるコツは、下処理と塩にあります。
下処理は丁寧に。
血合いと内臓はしっかり取り除き、流水で余分な血を洗い流してください。これが臭みの原因を減らす、もっとも大切な工程です。
塩は粗塩を選ぶ。
粗塩を使うと、表面が適度に乾燥して余分な水分が抜けます。これにより、焼いた時に旨みが凝縮されやすくなります。
焼き方は中火でじっくり。
強火で一気に焼くと、表面だけ焦げて中が生焼けになりやすいです。中火でじっくり火を通すと、身が崩れにくく旨みが閉じ込められますよ。
仕上げにひと工夫。
レモンやすだちを搾るだけで、脂っこさがやわらいでさっぱり食べられます。軽く炙った大葉を添えるのも、香りが引き立ってとても合います。
まとめ
「外道」というラベルは、あくまで釣り人がつけた便宜上の呼び名です。
魚自身には何の罪もなく、下処理と調理法次第で絶品になる魚がたくさんいます。
キュウセンは塩焼きにして印象深い旨さ。寒ボラは著者の主観では脂の甘みと歯応えが特別です。
先入観だけでリリースしてしまうのは、実はとてももったいないことかもしれません。
次の釣行で外道魚が掛かったら、ぜひ今回紹介した手順で調理してみてください。
きっと新しい発見がありますよ。
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