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垂水漁港の秋アオリイカは、「湾内でイカを探し、港口で潮を探す」と考えると組み立てやすくなります。

2026年8月24日には、胴長約12cmの新子が夜22時ごろ、ただ巻き気味の操作に反応した公開釣果情報がありました。シーズンを意識する材料にはなりますが、同じ時間や釣り方で毎回釣れるという意味ではありません。

垂水は明石海峡の潮の影響を受けます。新子向けの小さなエギに固執せず、その場で操作できる号数と、流れが緩む場所を選ぶことが重要です。

垂水漁港の時期とエギサイズ

垂水漁港の秋アオリイカで使う2号・2.5号・3号エギの使い分け

秋が進むにつれて、エギのサイズと狙う場所を変えます。

  • 8月末〜9月上旬:2〜2.5号
    港内や浅場で、新子と見えイカを中心に探します。
  • 9月中旬:2.5号
    数を狙う時期の主力です。湾内をランガンします。
  • 9月下旬:2.5〜3号
    潮の速さとイカの成長を意識し、港口や沖も探ります。
  • 10月:3号中心
    港口、潮のヨレ、少し深いレンジで良型を意識します。

シーズン初期の基本は、2.5号で探して、2号で食わせることです。

ただし、2.5号が流されて位置を把握できない時は、新子相手でも3号へ上げます。エギの小ささより、狙うレンジへ入れてフォールを見せられることを優先してください。

垂水漁港で新子を探すポイントの順番

垂水漁港で湾内の新子と港口の潮ヨレを探す模式図

1.湾奥・スロープ・小波止

8月末〜9月前半の第一候補です。立入可能な範囲で、湾奥、スロープ周辺、小波止、岸際の影などを確認します。

2〜2.5号を使い、表層から中層を中心に探してください。見えイカやチェイスを確認したら、サイトの釣りへ切り替えます。

スロープは漁船の揚げ降ろしに使われます。作業中は近づかず、係留船やロープの周辺には投げないでください。

2.湾内・船道周辺

湾内はランガンが基本です。1か所でカラーを替え続けず、3〜5投を目安にレンジを変えます。

  • 1投目:表層
  • 2投目:中層
  • 3投目:少し深め

左右と正面も探り、チェイスもアタリもなければ移動します。

船道はイカの通り道になる可能性がありますが、船が近づいたらすぐに仕掛けを回収してください。

3.港口

潮が動き始めると、港口の重要度が上がります。

2.5〜3号を使い、速い潮と緩い潮の境界を探します。海面の泡やゴミが筋状に集まる場所も判断材料です。

本流の中心へ無理に投げるより、エギを操作できる流れの端を狙いましょう。

4.払い出し・潮のヨレ

湾内から外へ出る払い出しと、その横にできる潮のヨレは、良型も意識できる場所です。

狙うのは、流れが最も速い中心ではありません。速い潮と緩い潮の境界へエギを入れます。

3号でも位置が分からないほど潮が速ければ、本流を捨てて湾内、反転流、潮裏へ移動してください。

基本アクションはフォールとステイを重視する

基本操作は次の流れです。

  1. キャストする
  2. 3〜5秒沈める
  3. 軽く2〜3回シャクる
  4. 3〜6秒フォールさせる
  5. ステイを入れる

8月末〜9月上旬は、最初から毎回ボトムを取る必要はありません。

表層→中層→深場の順番で探り、反応したレンジを次のキャストで再現します。

シャクリはイカにエギを見つけさせる動きです。抱かせるのは、その後のフォールとステイだと考えてください。

直近の公開釣果では、ただ巻き気味の操作に反応した記録もあります。シャクリだけで反応しない時は、一定速度の巻きや短いフォールを混ぜる方法も候補です。

見えイカが追ってきた時

エギの後ろにイカが付いたら、足元で激しくシャクり続けません。

小さくチョンチョン→フォール→3〜5秒ステイを試します。

抱かない時は、まず動きを弱めて止める時間を作ります。それでも抱かなければ、2.5号から2号へサイズを下げましょう。

極小の新子だけが反応する場合は、1杯に粘り続けない判断も必要です。その少し沖や一段深いレンジを確認し、別の場所へ移ります。

日中のサイトでは、偏光グラスがあるとイカの追尾、藻、沈み物を確認しやすくなります。

上げ潮と下げ潮で狙い方を変える

垂水漁港の上げ潮と下げ潮でアオリイカを狙う位置の模式図

上げ潮は港内へ入る流れを利用する

港口から湾内方向へ潮が差している時は、潮上へ斜めにキャストします。

真正面へ投げて自分の方へ引くだけではなく、エギを潮に横切らせながらフォールさせるイメージです。

基本は2.5号から始めます。

2回シャクる→フォール→2回シャクる→長めのステイを繰り返します。

ベイトが港内へ入っているようなら、港口だけでなく湾奥や船道も確認してください。

下げ潮は払い出しの横を狙う

下げ潮では、港内から外へ出る払い出しを探します。

狙うのは流れの中心ではなく、その横にできる潮のヨレです。

シャクる→流す→シャクる→流すと、エギをドリフト気味に見せます。

ラインを張りすぎるとエギが不自然に浮きやすくなります。流される位置を把握できる範囲で、潮になじませてください。

垂水で重要な潮の見方

「大潮だから釣れる」「満潮だから釣れる」と、潮回りの名称だけで決めないようにします。

重要なのは、目の前の潮が実際に動いているかです。

  • 泡やゴミが一定方向へ流れる:潮が動いている
  • 流れがぶつかり、泡やゴミが溜まる:潮のヨレができている可能性
  • 海面のものがほとんど動かない:潮止まりの可能性

特に探したいのが潮のヨレです。ベイトやイカが集まる可能性があり、本流よりエギを操作しやすくなります。

2.5号が流されるなら3号へ上げます。3号でも操作できない場合は、さらに重いエギで本流へ挑み続けるより、湾内や潮裏へ移動した方が釣りを組み立てやすくなります。

潮が完全に止まり、湾内にも生命感がなければ、場所移動か休憩を検討しましょう。

朝マヅメと夕マヅメの攻略

朝マヅメ

夜明け前は、2.5〜3号で港口と潮のヨレから確認します。

日の出後は湾内へ移動し、明るくなったら2.5号で見えイカを探します。チェイスが確認できても抱かなければ、2号へ下げます。

朝の流れは次の通りです。

港口・潮ヨレ→湾内→サイトとランガン

夕マヅメ

明るいうちは湾内で新子を探します。夕マヅメは2.5号を軸に、活性の高い個体をテンポよく狙います。

潮が動き始めたら港口と潮のヨレへ移動し、日没後は2.5〜3号で操作できるレンジを探してください。

カラーは次を目安にします。

  • 日中:ナチュラル・ケイムラ系
  • 夕方:オレンジ・ピンク系
  • 暗くなった後:赤系下地など

ただし、カラー交換は最後です。先に場所、レンジ、フォール時間、沈下速度を変えます。

迷った時の状況別判断

現場で迷ったら、次の順番で判断します。

  • イカが見えない:2.5号でランガン
  • チェイスがある:ステイを長くする
  • 追うが抱かない:2号へ下げる
  • 潮が動き始めた:港口とヨレを確認
  • 2.5号が流される:3号へ上げる
  • 3号でも操作できない:本流を捨てて潮裏へ
  • 潮が完全に止まった:場所移動または休憩
  • 極小の新子しかいない:深追いせず別の場所へ
  • 良型が見える:距離を取り、2.5〜3号で狙う

8月末の基本ローテーションをまとめると、次の流れです。

2.5号で湾内を探す
→表層から中層を確認
→チェイスがあればステイ
→抱かなければ2号
→潮が動けば港口へ
→2.5号で潮のヨレを狙う
→流されるなら3号
→速すぎれば湾内・潮裏へ戻る

垂水漁港で守りたいルールとマナー

垂水漁港は漁業者の仕事場です。

係留船、ロープ、漁具、作業中の場所には投げず、船が近づいたら仕掛けを回収してください。イカの墨跡は乾く前に海水で流します。

立入禁止や釣り禁止の範囲、駐車場や施設の条件は変わる可能性があります。過去の釣り場情報だけを頼らず、当日の現地表示と公式案内を優先してください。

垂水の秋アオリは、新子の群れを探すランガンと、明石海峡の潮を読む釣りを組み合わせて攻略します。

一言で覚えるなら、「湾内でイカを探し、港口で潮を探す」です。

2.5号で探し、追うけれど抱かない時は2号。潮が速ければ3号へ替えます。そして、シャクる回数を増やすより、フォールさせて止める時間を作りましょう。