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越前海岸の9月は、エギの色を次々と替えるより、イカがいる場所を早く見つけることが重要です。
基本は「3号で探す→2.5号で食わせる→反応がなければ移動」。9月前半は2.5号中心、9月中旬から3号の割合を増やし、9月下旬は3号で沖や深場まで探ります。
この記事では、越前町から福井市沿岸を中心に、時期別のエギ構成、候補エリア、チェイス後の食わせ方、風と波への対応を整理します。
越前海岸の秋アオリは3号で探して2.5号で食わせる
新子だからといって、2.5号だけにこだわる必要はありません。3号は飛距離を出しやすく、風や潮の中でもレンジを把握しやすいため、サーチ用として有効です。
3号を追うのに抱かない時は、2.5号へ落として食わせます。どちらにも反応がなければ、カラー交換を続けるより立ち位置やポイントを変えます。

2026年8月20日に公開された墨族の釣果報告では、越前海岸で新子が確認され、2.5号でも抱かない小型がいたと報告されています。
また、8月23日のアングラーズの公開釣果では、小型アオリイカ6杯が記録されました。こちらはアジの泳がせ釣りであり、エギング釣果ではありませんが、沿岸へ新子が入っていることを判断する材料にはなります。
8月末〜9月上旬は2.5号を主力にする
狙うのは港周辺、ワンド、シャロー、藻際、シモリ、岩礁帯です。まだ小さい個体が多いため、2.5号を主力にします。
ただし、最初に3号を投げて広い範囲からイカを寄せる方法もあります。3号を追うものの抱かなければ、2.5号へ交換して食わせます。
9月中旬は2.5号と3号を使い分ける
9月中旬は、3号を抱ける個体が増えてくる時期です。港内とシャローだけでなく、シモリ、ブレイク、外向きの釣行可能区域まで探索範囲を広げます。
- 3号:サーチ、遠投、風・潮への対応
- 2.5号:サイト、食わせ、小型や警戒したイカへの対応
最初に3号で追尾を確認し、抱かない時だけ2.5号へ落とすと、エギ交換の目的が明確になります。
9月下旬は3号で沖と深場を狙う
9月下旬は3号主体へ移します。外向き、沖のシモリ、ブレイク、深場、潮目、岬周辺など、潮通しと水深の変化がある場所を探してください。
風や潮が強い場合に備え、3号のディープ系や重めのエギも用意します。2.5号は、追うのに食い切らない時の切り札として残します。
エギは号数・沈下速度・アクション・カラーの順で選ぶ
エギ選びの優先順位は次の通りです。
- 号数
- 沈下速度
- アクション
- カラー
大切なのは、現在の風と潮の中でエギを狙ったレンジへ入れ、フォールさせられることです。カラーが合っていても、ラインが風に取られてエギの位置が分からなければ、釣りを再現できません。
3号と2.5号の役割を分ける
3号は、遠投、サーチ、風、潮、深場に対応します。2.5号は、食わせ、サイト、小型新子、警戒したイカへの対応に使います。
メーカーを統一する必要はありません。YAMASHITAのエギ王K・エギ王LIVE、DUELのEZ-Q CAST 喰わせ、DAIWAのエメラルダス、SHIMANOのセフィア クリンチ、墨族などから、役割の異なるものを選びます。
通常タイプだけでなく、浅場用、安定してフォールするタイプ、潮や深場へ入れやすいタイプを混ぜると対応しやすくなります。

カラーは4系統に絞る
大量の色を持ち込まなくても、次の4系統があればローテーションできます。
| 系統 | 主な状況 |
|---|---|
| アジ・イワシ・ブルーなどのナチュラル系 | 晴天、澄み潮、日中 |
| オレンジ・ピンク+金系 | 朝夕、活性が高い時 |
| 赤・紫・濃色系 | 曇天、ローライト、夕方、夜 |
| ケイムラ系 | 晴天、日中、サイト |
カラー交換は、レンジと沈下速度を合わせた後に行います。
10本持っていく場合の配分
時期が進むにつれて、2.5号から3号へ比率を移します。
| 時期 | 2.5号 | 3号・重め |
|---|---|---|
| 9月上旬 | 6〜7本 | 3〜4本 |
| 9月中旬 | 4〜5本 | 5〜6本 |
| 9月下旬 | 2〜3本 | 3号6〜7本+重め・ディープ系1本 |
ダートで寄せるタイプ、フォールが安定するタイプ、波動で食わせるタイプを混ぜます。同じ役割の色違いだけで10本を埋めないことがポイントです。
越前海岸は地名より風・波・地形でポイントを選ぶ
候補エリアとして、鷹巣、鮎川、左右、越前岬、厨、高佐、河野、甲楽城方面などがあります。ただし、名称が挙がっている場所全体で釣りができるという意味ではありません。
福井県は、越前漁港、茱崎漁港、鷹巣漁港について立入禁止区域の案内を公開しています。赤色の施設へ入らず、防波堤天端や消波ブロック上も避けてください。その他のエリアも、現地の柵、看板、管理者の案内を優先します。
狙う地形を組み合わせる
有名ポイント名だけでなく、次の条件が重なる場所を探します。
- ワンドとシモリ
- 砂地と岩礁帯の境目
- シャローから急に落ちるブレイク
- 岬周辺の潮が緩む場所
- 藻の切れ目と沈み根
- ベイトが溜まる潮目
- 沖だけ水面がざわつく場所
9月前半はシャロー寄り、9月後半は沖、深場、潮通し寄りへ重心を移します。

北から南まで一地点へ決め打ちしない
行き先は、その日の風、波、うねり、潮、直近の釣果から決めます。外向きが荒れていれば、無理に有名場所へ入らず、ワンドや安全な風裏へ移動します。
4〜5投して、チェイス、アタリ、ベイト、新しい墨跡などがなければ移動の目安です。逆に、一度でも触った、追った、釣れた、ベイトが多いという場所は、レンジと操作を変えて確認します。
チェイスを見つけたら沖へ投げ直してフォールで抱かせる
基本操作は、シャクリで見つけさせ、フォールで抱かせる流れです。
キャスト
↓
カウント
↓
2〜3回シャクる
↓
5〜8秒フォール
↓
再び2〜3回シャクる
最初から底だけを攻めません。上、中、下の順でレンジを変え、正面、右45度、左45度と方向も変えます。
3号を追うのに抱かない時
足元で延々と誘い続けず、次の手順へ切り替えます。
3号を回収
↓
2.5号へ交換
↓
イカがいた場所より5〜10mほど沖へキャスト
↓
沈める
↓
小さく2回ほど動かす
↓
フォール
イカの目の前へ落とすのではなく、沖から自然にエギを入れます。追尾を確認したら、激しいシャクリから小さい動きへ変え、最後はフォールで抱かせます。
1杯釣れたら同じ条件を再現する
秋の新子は複数でいる場合があります。1杯釣れたら長く休まず、同じ場所より少し沖へ投げてください。
再現するのは、方向、レンジ、シャクリ、フォールです。連発が止まったら、カラー、10〜30mの立ち位置、ポイントの順で変えます。
イカがいる場所で細部を調整し、気配がない場所ではエギ交換に時間を使わないことが、ランガンの基本です。
越前海岸は風と時間帯で釣り方を変える
越前攻略の優先順位は、波・うねりと安全性、風、エリア、レンジ、号数と沈下速度、操作、カラーです。
風向き別の考え方
- 東〜南東風:外向きを選びやすいが、現地の波を必ず確認する
- 南風:地形で風を避けられる場所を探す
- 北〜北東風:北側に固執せず南側の風裏も候補にする
- 西風:正面風になりやすいため、ワンドなどを優先する
- 強い西〜北西風+うねり:危険な岩場を避け、条件が悪ければ中止する
風が強い時に、小さいエギへ替えるとは限りません。3号、重め、ディープ系を使い、低い弾道で投げます。着水後は穂先を下げ、余分な糸ふけを回収し、ラインを水面近くへ置いてエギを沈めます。
当日の風が弱くても、前日までの荒れでうねりが残る場合があります。風速だけでなく、波高、周期、足場へ波が届いていないかを確認してください。
時間帯別の組み立て
朝は3号から始め、遠投して中層を探ります。反応がなければ徐々にレンジを下げます。朝はオレンジ、ピンク、金系などのアピール色から始められます。
日中は2.5〜3号を使い、偏光グラスでシモリ、藻、砂と岩の境目、ブレイク、ベイト、影を探します。反応が落ちたら休憩し、午後に朝の反応場所へ入り直す方法もあります。
夕方は3号で沖、中距離、足元の順に確認します。暗くなった後は、安全な足場に限定し、常夜灯がある場所では光の中心だけでなく明暗の境目を狙います。
基本タックル
- ロッド:7.8〜8.6ft程度のL〜ML
- リール:2500番前後
- PE:0.5〜0.6号
- リーダー:フロロ1.5〜2号程度
越前海岸を広く回るなら、PE0.6号とフロロ1.75〜2号を基準にすると、風や岩礁帯にも対応しやすくなります。
最後に覚えておきたい流れは、次の通りです。
3号で探す
↓
追うのに抱かなければ2.5号
↓
イカより沖へ投げ直す
↓
小さく誘ってフォール
↓
釣れたら同じ条件を再現
↓
反応がなければ移動
「3号で探す。2.5号で食わせる。反応がなければ歩く」。これを9月の軸にしながら、何色が釣れるかより、安全にエギを操作できる場所とレンジを優先してください。
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