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新潟の秋アオリイカは、釣れた港の名前だけを追えばよい釣りではありません。まず現在利用できる場所を選び、近距離から沖、浅場から深場へ探すことが基本です。
8月下旬から11月は、新子の成長に合わせてエギの号数と狙う水深が変わります。上越・中越・下越では、港湾の立入規制や海岸の地形も同じではありません。
この記事では、公開情報と一般的なエギング知識をもとに、新潟県全域の秋イカ攻略を整理します。現地での実釣体験をもとにした記事ではないため、釣行前には各施設の公式情報と現地表示も確認してください。
新潟の秋アオリイカは8月下旬〜11月が軸
秋のアオリイカは、夏に生まれた小型の個体が成長していく時期です。シマノのエギング基礎解説でも、秋は小型ながら個体数が多く、漁港など身近な釣り場へ寄る季節と説明されています。
8月下旬〜9月は2.5〜3号で探す
8月末〜9月前半は2.5号を中心に、新子の反応を探します。ただし、最初から小型エギだけに固定する必要はありません。3号前後で広く見つけ、追うのに抱かない時に2.5号へ落とす方法もあります。新子が特に小さい場合は2号も選択肢です。
YAMASHITAの秋のサイトフィッシング解説でも、最初は3号前後でアピールし、反応が鈍い時に2.5号へ替える流れを案内しています。
浅くて沈める時間を取りにくい場所では、号数だけでなくシャロータイプも候補です。ゆっくり沈め、イカがエギを抱く間を作ります。
10月以降は3〜3.5号と深いレンジを追加
季節が進んだら、岸際の見えイカだけでなく、港口や沖の地形変化も確認します。エギは3号を中心にし、風、流れ、水深やイカの成長に応じて3.5号も加えます。
YAMASHITAのエギサイズ解説では、9〜10月は2.5〜3号、秋が深まる10〜11月は3〜3.5号が目安です。11月は数より一発の良型を意識し、水深と潮通しのある場所を優先します。
| 時期 | 最初のエギ | 次に試す変更 | 主に見る場所 |
|---|---|---|---|
| 8月末〜9月前半 | 2.5号 | 2号、3号、シャロータイプ | 足元、浅場、藻や障害物の周辺 |
| 9月中旬〜下旬 | 2.5〜3号 | 沈下速度やカラーを変更 | 港内側、港口、地形変化 |
| 10月 | 3〜3.5号 | 深さと風に合うタイプ | 港口、ブレイク、沖側 |
| 11月 | 3.5号中心 | 潮と水深に合うタイプ | 深場、潮通し、回遊ルート |
これは固定ルールではありません。見えているイカの大きさ、水深、風と潮に合わせて調整してください。

8月末から11月までのエギサイズと、季節が進むにつれて狙うレンジを深くする考え方です。
上越・中越・下越のアオリイカ攻略
新潟県では、港湾や漁港の防波堤へ自由に入れるとは限りません。過去の釣果情報だけで場所を決めず、利用可能な管理釣り場と、現地表示を確認できる海岸から候補を組み立てます。
時期別のランガン候補は次のように整理できます。
| 時期 | エリア候補 | 狙い方 |
|---|---|---|
| 8月末〜9月前半 | 糸魚川、上越、柏崎周辺 | 小型の新子を広く探す |
| 9月中旬 | 上越、柏崎、出雲崎周辺 | 2.5〜3号で数を狙う |
| 9月下旬 | 柏崎、出雲崎、寺泊、村上周辺 | 数とサイズの両方を意識 |
| 10月 | 上越、柏崎、村上、佐渡周辺 | 水深、潮通し、回遊を重視 |
| 11月 | 利用可能な深場と潮通しの良い場所 | 3.5号を軸に良型を狙う |
これは特定の港内への立入りを勧める表ではありません。各地域で利用できる海岸や管理釣り場を探すための目安です。
上越は直江津の管理釣り場と海岸の変化
具体的な候補は直江津港第3東防波堤管理釣り場です。公式サイトの過去の釣果では、2025年9月にエギングでアオリイカが記録されています。
営業日や開放時間は、船舶の入出港や気象・海況で変わる場合があります。釣行当日に公式サイトを確認してください。直江津港では、開放釣り場以外の岸壁や防波堤へ入らないことが前提です。
糸魚川方面でも、港湾内・漁港内の禁止区域には入れません。海岸から狙う場合は、駐車と進入が認められた場所を選びます。砂地の中に沈み根や藻、ベイトが重なる変化を探してください。
なお、上越市海洋フィッシングセンターは、上越市が2026年4月に廃止を公表しています。古い釣り場記事だけを頼りに向かわないよう注意が必要です。
中越は寺泊〜柏崎の港外海岸を選別
中越では、寺泊、出雲崎、柏崎方面の海岸線を広く見ます。ただし、寺泊港と柏崎港の防波堤や岸壁を釣り場として案内することはできません。
新潟県は寺泊港の防波堤・護岸などを立入禁止と案内しています。柏崎港も2026年6月時点で港湾内への立入りを禁止しており、柏崎港西防波堤の管理釣り場は再開していません。規制は変わる可能性があるため、県の案内と現地表示を優先してください。
中越でサーフを選ぶ時は、港の柵を越えるのではなく、一般に立入りできる海岸から探します。海水浴期間、イベント、工事、駐車規制を確認し、遊泳者がいる時間や区域では釣りを控えましょう。
砂だけが続く場所より、沖に海底の色が変わる部分、沈み根、藻、波の変化が見える場所を優先します。反応がなければ海岸を歩き、次の地形変化を探します。
下越は新潟東港の管理釣り場が明確
下越の具体例は新潟東港第2東防波堤管理釣り場です。公式サイトの過去の釣果には、8月末から9月にエギングでアオリイカが釣れた記録があります。
新潟県は、新潟港の防波堤や護岸を関係者以外立入禁止としています。東港では、第2東防波堤の管理釣り場など指定された施設を利用し、それ以外の防波堤や作業岸壁へ入らないでください。
聖籠から新発田、胎内方面の海岸を探す場合も、砂浜というだけで判断しません。ベイト、沈み根、藻、流れの変化が短い範囲に重なる場所を候補にします。
村上と離島は秋後半の候補
村上〜笹川流れ方面は、9月後半から10月に候補を広げたいエリアです。岬やワンド周辺の潮、ベイト、水深の変化を見ます。ただし、本記事では地磯を対象にしません。安全に立ち入れる海岸や管理された釣り場だけを選んでください。
佐渡・粟島は遠征を伴いますが、10月以降に潮通しと水深のある場所を探す選択肢です。フェリーの運航状況、釣り場の規制、駐車場所を事前に確認し、港の作業区域や立入禁止区域には入らないでください。
港・堤防とサーフで狙う場所を変える
港・堤防とサーフでは、同じ3号のエギでも探る順番が変わります。
港・堤防は足元から港口へ
利用が認められた釣り場へ着いたら、いきなり遠投せず次の順で確認します。
- 足元と壁際
- 見える藻や沈み物の周辺
- 潮のヨレ
- 港口や堤防の曲がり
- 沖の深いレンジ
墨跡、ベイト、見えイカ、潮の動きも確認します。ただし、係留船、ロープ、漁具、作業場所へは投げません。
朝夕は浅い側から始め、日が上がって反応が消えたら港口や深い側へ移ります。季節が進むほど、沖や深場を探る比重を上げます。
サーフは砂地の中の変化を探す
シマノの解説では、砂浜でも沈み根や岩が点在し、ベイトがいればアオリイカを狙えると説明されています。
サーフでは次の変化を探します。
- 水中の色が周囲と違う
- 波が一部だけ崩れる、または立たない
- ベイトが岸際へ寄っている
- 海藻や漂流物が一定方向へ流れる
- 手前から急に深くなる
足元、斜め、正面の順で投げ、近距離から沖へ広げます。遠投だけを繰り返すと、岸近くへ寄った新子を飛び越すことがあります。

岸を左、沖を右に固定し、港・堤防とサーフで近距離から沖へ探る順番を示しています。
風向きだけでなく前日からの波とうねりを見る
日本海側の秋エギングでは、当日の風が弱くても、前日までの西〜北西風による波やうねりが残る場合があります。出発前は、次の順で確認すると判断しやすくなります。
- 前日までの風と海況
- 波の高さ
- うねりと周期
- 当日の風向き
- 当日の風速
- 潮が動く時間
西向きの海岸では東系の風が追い風になる場合があります。一方、西〜北西風は波が高くなりやすいため警戒が必要です。ただし、海岸の向きや周囲の地形で条件は変わります。「東風なら安全」と固定せず、現地の波と足場を最優先してください。
風速は0〜4m/s程度なら比較的操作しやすく、4〜5m/sでは風向きによって難度が上がります。5m/sを超える場合は風裏でも波を確認し、7m/s以上は基本的に見送ります。数値はあくまで目安であり、高波やうねりがあれば風が弱くても釣行しません。

当日の風だけで決めず、前日までの海況、波とうねり、現地の足場まで順に確認します。
秋アオリイカを見つけて抱かせる釣り方
基本動作は複雑ではありません。
キャスト → 沈める → 2〜3回軽くシャクる → フォール
シャクリでエギを見つけさせ、フォールで抱かせます。新子だからと大きく激しく動かし続ける必要はありません。
着水後のカウントを毎回そろえます。反応が出たら、投げた方向、沈めた時間、足元からの距離を次のキャストでも再現してください。
見えイカには群れの先へ投げる
見えイカの群れの中心へ直接投げると、散らす可能性があります。群れの少し先へ投げ、軽くシャクって視界へ入れます。
追うのに抱かない時は、次の順で変えます。
- フォール時間を長くする
- キャスト角度を変える
- ノーマルからシャロータイプへ替える
- 色を変える
- 3号から2.5号へ落とす
足元まで追ってきても、すぐ回収しません。イカとの距離を保ちながら、止める、沈める、小さく動かす流れを試します。
反応がなければ近距離から深場へ移る
一か所で同じ方向へ投げ続けず、足元、藻際、港口や地形変化、沖の順で探します。
数投してチェイスもベイトも見えなければ、立ち位置を変えます。それでも生命感がなければ、利用可能な次の場所へ移動しましょう。
秋の新子狙いは「いる場所を探し、見つけたら丁寧に釣る」という考え方が基本です。
9月はランガン、10月は地形と潮を重視
9月のテーマは、イカの居場所を探すことです。藻、沈み根、砂地との境目、潮目、ワンド、ベイトを確認します。追尾があれば丁寧に狙い、反応が薄ければ立ち位置や場所を変えます。
10月は、水深、ブレイク、潮通し、ベイト、沖の回遊ルートを重視します。3〜3.5号を投げ、着底後に2〜3回シャクり、5〜10秒フォールさせるのが基本です。9月よりも、エギを見せてフォールで抱かせる時間を意識します。
カラーは大量に揃えるより、まず次の3系統を用意するとローテーションしやすくなります。
- 金・赤系:朝夕やローライト
- ケイムラ・ナチュラル系:日中や澄み潮
- ピンク・オレンジ系:濁りやアピールが必要な時
初心者向けタックルと新潟の釣り場ルール
シマノの初心者向け解説では、次の構成が目安として示されています。
| 道具 | 基準 |
|---|---|
| ロッド | 8ft3in〜8ft6in、L〜Mクラス |
| リール | C3000番 |
| PEライン | 0.6〜0.8号、150〜200m |
| リーダー | フロロ2.5〜3号 |
港とサーフを一本で回る場合も、使用するエギがロッドの適合範囲内か確認してください。風が強く底を取りにくい時は、号数だけでなくノーマル、シャロー、ディープと沈下タイプを使い分けます。
新潟県は、県管理漁港の防波堤などを立入禁止としています。漁業者の作業場所、航路、漁具の周辺で釣りをせず、釣り場内へ駐車しないことも求めています。
釣行前には新潟県「漁港に釣り等で来訪される皆さまへお願い」と、利用する管理施設の公式情報を確認してください。
当日の出撃判断は、最初に波とうねりを確認します。前日まで荒れていた場合は、残ったうねりや濁りも考慮してください。風が強い時は、追い風や風裏という理由だけで決行せず、安全な足場から波を確認できる場合に限って判断します。
最後に、次の項目を確認しましょう。
- 波、うねり、前日までの海況
- 当日の風向きと風速
- ベイトと潮が動く時間
- 時期に合うエリアとエギサイズ
- 立入禁止、駐車、現地看板の最新情報
新潟の秋アオリイカは、8月末〜9月前半なら2.5号を中心にランガンします。9月中旬〜下旬は2.5〜3号で数とサイズを狙い、10月以降は3〜3.5号で沖、深場、潮通しを意識します。
上越・中越・下越のどこへ行く場合も、最初に利用可否を確認します。そのうえで近距離から沖へ探り、反応した方向と沈めた時間を再現することが、秋イカへ近づく基本です。
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