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2026年8月下旬、広島県内では防波堤やサーフ・ゴロタから、小型のアオリイカが投稿されています。しまなみ海道の愛媛県側でも8月に釣果投稿があり、秋の新子を探し始める時期です。

ただし、直近に釣果があった島へ行けば釣れるわけではありません。しまなみ海道の秋エギングは、新子がいる場所をランガンで探し、激流そのものではなく潮のヨレ、反転流、潮裏を釣るのが基本です。

狙うのは、速い潮と遅い潮の境界です。岸際で新子を見つけたら、そこで終わらず、一段沖のシモリやブレイクまで探りましょう。

しまなみ海道の秋アオリイカは時期に合わせて狙い方を変える

秋のアオリイカは、季節が進むにつれて岸近くの浅場から沖や深場へ狙いを広げます。毎月同じエギ、同じレンジで通すのではなく、イカの成長と釣り場の状況に合わせて組み立てを変えます。

8月末〜9月前半は新子をランガン

2〜2.5号を使い、港内、ワンド、シャロー、藻際、敷石を広く探します。最初から遠投して底を狙う必要はありません。

足元、斜め前、正面の順に投げ、表層から中層をテンポよく確認します。見えイカやチェイスを確認できたら、その周辺を丁寧に探ってください。

極端に小さい個体しか反応しない場合は、無理に掛けず、成長を待つ選択も必要です。

9月中旬〜10月上旬は数とサイズの本命期

2.5〜3号を用意し、岸際の新子と沖の良型を両方狙います。

朝夕や潮が緩い時間はシャローから開始。日が上がったら、港口、ブレイク、シモリ、沖の潮目へ範囲を広げます。

2.5号で新子を見つけたら、3号へ替えて一段沖を確認する流れが効果的です。

10月中旬〜11月はサイズを重視

3〜3.5号を軸に、ブレイク、シモリ、潮ヨレ、深場を重点的に狙います。

速い潮へ軽いエギを入れると、どのレンジを通っているか分からなくなります。深場や速い流れでは、ベーシックタイプや沈下の速いタイプを使い、エギを操作できることを優先してください。

秋アオリイカのポイントは激流の横を探す

しまなみ海道の秋アオリイカで速い本流の横にできる潮のヨレ・反転流・潮裏を狙う模式図

しまなみ海道では、有名な島や漁港名だけで場所を決めないことが重要です。エギを安定して沈められ、ベイトやイカが留まれる地形を探します。

優先したいのは次の場所です。

  • 港の出口
  • 堤防先端から届く潮の境目
  • 潮目と反転流
  • 岬横のワンド
  • シャローから落ちるブレイク
  • シモリ
  • ウィードや藻場
  • 岩や藻と砂地の境目
  • ベイトが溜まる潮裏

海面の泡、浮遊物、潮目の筋も観察してください。同じ方向へ流れていた泡が集まる場所や、流れの向きが変わる境目は、潮のヨレを見つける手掛かりになります。

重要なのは激流の中ではなく、その横にできる緩い場所です。ラインが一方向へ強く引かれ続ける場合は、少し立ち位置を変えてください。

因島・生口島・大三島の使い分け

島ごとの説明は、特定の漁港で必ず釣れるという意味ではありません。風、潮、作業状況を見ながら、その日に釣りが成立する地形を選ぶための目安です。

因島はシャローと反転流をランガン

激流の横、シャロー、ワンド、敷石、ウィード、反転流を探します。秋前半は2.5号でのサイトゲームも候補です。

外向きの本流だけに固執せず、岬の裏や港口の内側など、エギをフォールさせられる場所を優先します。

生口島は朝夕に岸際と沖を探す

朝夕は潮通しのよい場所を候補にします。2.5〜3号を使い、岸際の新子だけでなく、沖のブレイクや潮ヨレまで確認してください。

明るくなって足元に新子が見えたら2.5号で反応を確認し、少し沖は3号で探ります。

大三島は日中の地形探しにも使う

シャロー、シモリ、ブレイク、ゴロタなど、目で確認できる地形変化をランガンします。日中は偏光グラスを使うと、地形や見えイカを探しやすくなります。

新子を見つけた場所では、夕まずめに一段沖を3号で狙う組み立てもできます。

秋アオリ用エギとタックルの基本

秋用のエギは、カラーを大量に揃えるより、サイズと沈下タイプを使い分けられる構成が実用的です。

最初に用意したい3種類

  1. 2.5号シャロー:浅場、サイト、潮裏
  2. 2.5号ノーマル:9月の基本サーチ
  3. 3号ノーマル:沖、潮流、サイズ狙い

秋後半の深場や速い潮まで狙うなら、3.5号や沈下の速いタイプを追加します。

号数を小さくすることだけが食わせではありません。3号のシャロータイプでゆっくり見せる方法もあれば、2.5号では流される場所を3号で正確に通す方法もあります。

カラーは3系統から始める

基本は次の3系統です。

  • 金・赤系
  • ナチュラル系
  • ケイムラ・クリア系

最初は位置を確認しやすいカラーから始め、反応がなければ色味を大きく変えます。ただし、カラー交換より先に、立ち位置、レンジ、エギサイズ、沈下タイプを変えてください。

初心者が組みやすいタックル

シマノの初心者向け情報では、8フィート3インチ〜8フィート6インチのL〜Mクラス、C3000番のリールが目安として紹介されています。ラインはPE0.6〜0.8号、リーダーはフロロ2.5〜3号が基準です。

しまなみ海道で一本を使い回すなら、2.5号を扱いやすく、3号を沖へ投げられるバランスを選びます。根や敷石がある場所では、リーダーの傷を頻繁に確認してください。

新子を見つけて抱かせる基本アクション

基本操作はシンプルです。

キャスト

2〜3回軽くシャクる

2〜5秒フォール

再びシャクる

シャクリはエギを見つけさせる動作、フォールは抱かせる時間と考えます。新子だからと激しく動かし続けると、追うだけで抱かないことがあります。

フォール中はラインを見てください。急に張る、止まる、予定より早く緩む、横へ動くといった変化もアタリの可能性があります。

見えイカを見つけたら一段沖まで探る

2.5号で岸際の新子を探し3.0号で沖のシモリ・ブレイク・潮ヨレを狙う手順

岸際に新子が何杯も見える場所は重要です。ただし、小さいイカだけを狙い続けないでください。

岸際の新子

少し沖のシモリ

ブレイク

潮ヨレ

この順に探ります。「新子がいる=周辺にアオリイカが集まる条件がある」と考え、2.5号から3号へ替えて沖側も確認します。

エギの後ろにイカが付いたら、小さくシャクって逃がし、フォールで抱かせます。YAMASHITAのサイトフィッシング解説でも、停止とフォールが抱かせる機会として紹介されています。

一杯の見えイカに粘りすぎず、数投してチェイスがなければ移動します。一杯釣れた場合は、同じコースと一段沖をもう一度探してください。

潮回りと満潮・干潮で狙いを変える

潮回りだけで釣果は決まりません。ただ、潮が速いしまなみ海道では「エギを操作しやすいか」という基準で釣行を組み立てられます。

初心者が釣りを組み立てやすい目安は、中潮、小潮、大潮、長潮・若潮の順です。これは釣果の絶対順位ではなく、流れの速さと変化を利用しやすい順と考えてください。

中潮は流れの変化を追いやすい

上げ始めや下げ始めから、シャロー、港口、岬、潮目、シモリの順にランガンします。最初のしまなみエギングなら、候補にしやすい潮回りです。

小潮は普段流れすぎる場所も候補

大潮では激流になりやすい場所でも、小潮ならエギをフォールさせやすい場合があります。普段は速すぎて釣りにくい場所を確認する機会になります。

大潮は潮裏と緩む時間を使い分ける

しまなみ海道で潮が速い時は港内・ワンド・潮裏、緩んだら外向き・岬・潮の境界を狙う判断図

潮が速い時間は港内、ワンド、潮裏へ移動します。流れが緩んだら、外向き、岬側、堤防先端から届く潮の境目を探ります。

満潮・干潮の時刻だけでなく、目の前の流れが緩む瞬間を見てください。

満潮前後と干潮前後の探り分け

満潮前後は、シャロー、ゴロタ、藻場、港内、岸寄りを確認します。干潮前後は、ブレイク、シモリ、シャローの沖側、深場へ範囲を広げます。

満潮時に見えていた新子が干潮で消えても、いなくなったとは限りません。沖へ下がった可能性を考え、3号で一段深い場所を探ります。

上げ潮と下げ潮の考え方

上げ潮では、沖、ブレイク、シャローの順に個体の入り方を探ります。夕まずめと上げ潮が重なる日は、岸寄りまで丁寧に確認してください。

下げ潮では、シャロー、港口、払い出し、潮目を順に探ります。エギを払い出しへ入れ、操作できる範囲で潮ヨレへ送り込む方法もあります。

因島・生口島・大三島を回る1日のモデルプラン

これは天候や釣り場の利用状況を無視した固定コースではありません。風、潮、現地掲示を確認し、釣りが成立する場所だけを選んでください。

夜明け前〜朝まずめは生口島

3号で潮通しのよい場所を探ります。明るくなったら2.5号へ替え、シャローの新子を確認します。

朝〜昼は因島

2.5号を主体に、ワンド、敷石、ウィード、潮ヨレをランガンします。チェイス、ベイト、墨跡、潮の動きがなければ移動します。

昼〜午後は大三島

偏光グラスでシモリ、シャロー、ブレイク、新子を探します。昼は釣果だけを追わず、夕方に狙う場所を見つける時間としても使えます。

夕まずめは大三島または生口島

昼間に新子を確認した場所へ戻り、3号で一段沖を重点的に狙います。

朝夕は沖や良型まで含めて狙い、昼は新子と地形を探してポイントを開拓する役割に分けると、1日の流れを組み立てやすくなります。

しまなみ秋アオリの基本ルーティン

2.5号で新子を探す

新子を発見する

周辺の地形と潮を確認する

3号で沖のブレイク・シモリを探る

潮が走りすぎたら潮裏へ移動する

潮が緩んだら外向きへ戻る

反応がなければランガンする

横風でPEラインが膨らみ、2.5号の位置が分からない時は3号へ替えます。それでも操作できない場合は、無理に続けず立ち位置や島を変えてください。

港湾や漁港は漁業・物流の作業場所です。立入禁止、釣り禁止、駐車禁止、係留船、ロープ、漁具、船道を確認し、現地表示と管理者、漁業者の指示を最優先します。

しまなみ海道の秋アオリ攻略は、「新子を探して、潮を読んで、その一段沖を狙う」と覚えてください。釣れた方向、レンジ、フォールを次のキャストで再現することが、連続ヒットへつながります。