※本記事はPRを含みます。

2026年9月、ダイワのシーバスロッド「モアザン」に3本のベイトモデルが追加されました。

93LMLB、95MLMB、104MBは、単なる長さ違いではありません。軽量ルアーを扱う繊細さ、対応ルアーの広さ、大場所での遠投性能という役割が明確に分かれています。

先に結論を整理すると、5〜30gを軸に操作性を重視するなら93LMLB。7〜40gを広く使うなら95MLMB。10〜50gと太めのPEで大場所を攻略するなら104MBです。

この記事では、ダイワ公式の製品情報をもとに3機種を比較します。筆者は各機種を購入・使用していません。感度や実際の飛距離、キャストのしやすさを実釣レビューとして断定せず、公式仕様と用途から選び方を整理します。

2026モアザン新ベイト3機種の違いを比較

まずは3機種の仕様を同じ項目で比べます。

機種 全長 自重 仕舞寸法 先径/元径 ルアー重量 適合PE 税別価格
93LMLB 2.82m 130g 145cm 1.5/12.3mm 5〜30g 0.6〜1.5号 76,000円
95MLMB 2.87m 143g 147cm 1.8/11.8mm 7〜40g 0.6〜1.5号 78,000円
104MB 3.15m 162g 161cm 1.8/12.8mm 10〜50g 0.8〜2.0号 81,500円

全機種が2ピースの印籠継ぎで、カーボン含有率は99%です。発売月も同じ2026年9月となっています。

数字から見える主な違いは4点です。

  • 93LMLBと95MLMBは全長差が5cmと小さい
  • 93LMLBから95MLMBになるとルアー上限が30gから40gへ広がる
  • 104MBは95MLMBより28cm長く、PE上限も2.0号になる
  • 3機種の税別価格差は最大5,500円に収まる

価格差よりも、普段使うルアー重量と釣り場の広さが選択を左右します。高い機種ほど万能という並びではありません。

3機種に共通するモアザンの技術

スペック表だけでは、3機種が同じモアザンシリーズである意味が分かりにくいかもしれません。ダイワ公式ページでは、現行モアザンに採用する技術として次の構成を紹介しています。

SVF COMPILE-Xナノプラス

ブランクにはSVF COMPILE-Xナノプラスを採用。ダイワは、レジン量を抑えてグラファイト繊維の密度を高め、軽さとパワー、情報伝達性能を両立する技術と説明しています。

現行モアザンでは、細身で肉厚なブランクと、負荷が滑らかに移る設計を重視しています。ベイト3機種も、軽いルアーから負荷の大きいルアーまで扱うシリーズ思想の中で作り分けられています。

X45フルシールドとV-JOINTα

X45フルシールドは、キャストやフッキング、ファイト時に生じるブランクのネジレを抑える構造です。公式ではキャスト精度とロッド本来の性能を引き出す技術として紹介されています。

2ピースの接合部にはV-JOINTαを採用。高強度素材と加工技術により、接合部の強さ、軽さ、曲がりの滑らかさを高める設計です。

継数が同じ2本でも、単に半分へ分割しただけではありません。接合部を含めてブランク全体の働きを整える構成です。

AGS TYPE-RとCWS

ガイドには軽量・高剛性のAGS TYPE-Rを使用し、CWS(カーボンラッピングシステム)で固定します。

CWSは一般的なスレッドではなく、カーボンクロスでガイドなどを固定するダイワ独自技術です。公式では取り付け部の軽量化に加え、保持力や耐久性の向上も挙げています。

ZERO_SEATとCCグリップ

リールシートには、握り込みやすさを狙ったZERO_SEATの設計思想を採用。リアグリップには、キャスト時に指を掛けやすくするCCグリップを搭載しています。

これらは3機種の優劣を決める違いではなく、モアザンとしての共通基盤です。その上で、長さとパワー、対応ルアー重量を変えて役割を分けています。

93LMLB・95MLMB・104MBは何が得意か

93LMLBは5〜30gを扱うテクニカルモデル

93LMLBは全長2.82m、自重130g。3機種で最も短く、最も軽いモデルです。

対応ルアーは5〜30g、適合PEは0.6〜1.5号。ダイワは「繊細なゲームを制するテクニカルベイトロッド」と位置づけています。

注目点は、3機種で唯一ルアー下限が5gであることです。軽量ルアーでもブランクへ負荷を乗せてキャストでき、ベイトタックルの精度と操作性を活かす設計と説明されています。

一方、上限は30gです。30gは公式の対応範囲ですが、40g前後を頻繁に使うなら95MLMBや104MBの方が選びやすくなります。

93LMLBが合いやすいのは、次のような人です。

  • 5〜10gを含む軽量ルアーを使いたい
  • ルアー上限30gで不足しない
  • 3機種で最も短く軽いモデルを選びたい
  • 遠投一辺倒ではなくキャスト精度や操作を重視したい

反対に、40g以上を主力にする場合や、大場所で長さを優先する場合は候補から外れます。

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95MLMBは7〜40gをカバーする中心モデル

95MLMBは全長2.87m、自重143g。対応ルアーは7〜40g、適合PEは0.6〜1.5号です。

ダイワ公式では、幅広いルアーに対応するオールラウンドベイトロッドと説明されています。軽量側への対応を残しながら、93LMLBより上限が10g高く設定されています。

93LMLBとの全長差は5cm、仕舞寸法差は2cmです。それでも自重は13g増え、ルアー範囲は7〜40gへ変わります。長さの違いよりも、扱うルアー重量の幅を広げたモデルと見る方が分かりやすいでしょう。

95MLMBが合いやすいのは、次のような人です。

  • 10〜30gを中心に、7〜40gまで使い分けたい
  • 軽量寄りか遠投寄りか、用途をひとつに絞れない
  • 93LMLBの30g上限では不足する
  • 104MBほどの長さやPE2.0号対応を必要としない

5g前後を重視するなら93LMLB、40gを超えるルアーも使うなら104MBを先に検討できます。両端の用途が必要でなければ、95MLMBが3機種の中心に位置します。

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104MBは10〜50gとPE2号に対応する大場所モデル

104MBは全長3.15m、自重162g。対応ルアーは10〜50g、適合PEは0.8〜2.0号です。

ダイワは、磯やサーフ、河川などの大場所を、飛距離とファイト性能で攻略するロングベイトロッドとしています。

95MLMBより28cm長く、ルアー上限は10g高くなります。PE上限も1.5号から2.0号へ広がるため、単に長いだけでなく、使用するルアーとラインを含めて一段強い設定です。

104MBが合いやすいのは、次のような人です。

  • 河川、サーフ、磯など開けた場所が中心
  • 10〜50gのルアーを使う
  • PE0.8〜2.0号の範囲が必要
  • 取り回しより長さと遠投性能を優先する

反対に、5〜7gの軽量ルアーは公式範囲外です。小場所が中心の場合も、3.15mの長さを活かせるか確認した方がよいでしょう。

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ルアー重量から3機種を絞り込む

ロッドの対応範囲は、使用できる上限と下限を示すものです。範囲内のすべてが同じ感覚で扱えることを意味するわけではありません。

それでも、候補を絞る最初の基準として役立ちます。

主に使うルアー重量 仕様上の候補 選び方
5〜6g 93LMLB 3機種で唯一、下限5g
7〜9g 93LMLB・95MLMB 軽さ重視なら93、対応幅なら95
10〜30g 3機種すべて 釣り場の広さと必要な長さで選ぶ
31〜40g 95MLMB・104MB 汎用性なら95、大場所なら104
41〜50g 104MB 3機種で唯一、上限50g

とくに10〜30gは3機種すべての対応範囲が重なります。この重量帯だけでは決められないため、釣り場とラインで比較します。

近〜中距離の操作や軽さを優先するなら93LMLB。さまざまな状況へ対応したいなら95MLMB。広い場所で長さとPE2.0号までの対応が必要なら104MBです。

93LMLB・95MLMB・104MBで迷うポイント

93LMLBと95MLMBは長さよりパワー範囲で選ぶ

2機種の全長差はわずか5cmです。仕舞寸法も145cmと147cmなので、携行性は大きく変わりません。

判断材料になるのは、5〜30gと7〜40gの違いです。

5〜6gを使うなら93LMLB。31〜40gを使うなら95MLMBです。重なる7〜30gが中心なら、130gの軽さとテクニカルな役割を取るか、対応幅を取るかで決めます。

税別価格差は2,000円です。価格だけで妥協するより、主力ルアーがどちらの範囲に合うかを優先した方が選びやすいでしょう。

95MLMBと104MBは釣り場の広さで選ぶ

95MLMBと104MBでは全長が28cm、自重が19g異なります。仕舞寸法も147cmから161cmへ長くなります。

104MBを選ぶ理由は、大場所で長さと遠投性能を使うことです。10〜40gが中心でも、河川やサーフ、磯で遠投を優先するなら候補になります。

一方、複数の釣り場で使うことを優先し、PE1.5号までで足りるなら95MLMBが整理しやすい選択です。

税別価格差は3,500円。ここでも価格差より、3.15mの長さとPE2.0号対応が必要かを基準にします。

携行性は93LMLBと95MLMBが近い

2ピースを分けたときの仕舞寸法は、93LMLBが145cm、95MLMBが147cm、104MBが161cmです。

93LMLBと95MLMBは2cm差ですが、104MBは95MLMBより14cm長くなります。車載スペースや保管場所に制限がある場合は、全長だけでなく仕舞寸法も確認が必要です。

パックロッドのような短い仕舞寸法ではないため、公共交通機関での移動を想定する場合も事前に持ち運び方を考えておきましょう。

購入前に確認したい4項目

最後に、候補を1本へ絞るための確認項目をまとめます。

1つ目は、ルアーボックス内で最も使用頻度が高い重量です。例外的に使う最大重量ではなく、普段の中心を基準にします。

2つ目は釣り場です。小場所や狙った場所へのキャストを重視するのか、河川・サーフ・磯で遠投するのかを分けます。

3つ目は使用するPEラインです。0.6〜1.5号で足りるなら93LMLBと95MLMB、2.0号まで必要なら104MBが仕様上の候補です。

4つ目は仕舞寸法です。ロッドを分割した状態で、車や収納場所へ無理なく収まるか確認します。

選び分けを短くまとめると次のとおりです。

  • 93LMLB:5〜30g、軽さ、繊細な操作を優先
  • 95MLMB:7〜40g、対応幅、汎用性を優先
  • 104MB:10〜50g、大場所、遠投を優先

スペックや発売情報は変更される可能性があります。購入前にはダイワ公式のモアザン製品ページで最新情報を確認してください。

まとめ

2026年に追加されたモアザンのベイト3機種は、用途の重なりを持たせながら役割を分けています。

軽量ルアーと繊細な操作なら93LMLB。対応ルアーの幅なら95MLMB。大場所での遠投とPE2.0号までの対応なら104MBです。

価格差は最大でも税別5,500円です。価格順で選ぶのではなく、主力ルアーの重量、釣り場、ライン、仕舞寸法の4点を照らし合わせると、自分に必要な1本を判断しやすくなります。