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RAV4 PHEVとCX-60 XD:どちらが車中泊釣行に適しているか
和歌山や泉州の海へ、マダイやキジハタを狙って車中泊釣行を重ねてきました。
相棒はCX-60 XD。
ディーゼルのトルクと長距離燃費には、本当に助けられています。
ただ、一つだけ毎回引っかかることがあります。
それが「給電」です。
XDには車載の外部給電がないため、EcoFlow DELTA 3 Plusをラゲッジに積んで運用しています。
釣行中も、夜中ふと目が覚めると「あと何%残ってるかな」と確認してしまう。
この「残量を気にする生活」が、じわじわとストレスになっていました。
そこへ飛び込んできたのが、2026年3月9日に発売された新型RAV4 PHEVのニュース。
「車そのものから1500W給電できる」。
この一点が、本気の比較を始めるきっかけになりました。
今回は「給電」「就寝スペース」「燃料コスト」の3軸で、RAV4 PHEVとCX-60 XDを比べていきます。
勝ち負けをつけるのが目的ではありません。
あなたの優先順位がどこにあるかで、答えは変わってきます。
給電面での比較
RAV4 PHEVの車載給電
新型RAV4 PHEVは、バッテリー容量が22.7kWhと、先代の18.1kWhから約25%増えました。
車載1500Wの外部給電に対応しており、V2H(Vehicle to Home)にも対応しています。
充電インフラは6kWの普通充電と50kWの急速充電に対応しており、遠征先での充電選択肢が広がります。
釣行での使い勝手を想像してみてください。
夜中にポータブル電源の残量を確認しなくていい。
クーラーボックスの冷却や調理器具を、電源の残量を気にせず使える。
この「気にしなくていい」という感覚は、釣行の集中度を上げてくれるはずです。
CX-60 XDのポータブル電源運用
ここは正直にお伝えします。
CX-60 XD(ディーゼルグレード)には、車載の外部給電機能がありません。
誤解されやすいのですが、CX-60で1500W給電やV2L/V2Hに対応しているのはPHEVグレードです。
同じ「CX-60」という名前でも、XD(ディーゼル)とPHEVは給電性能がまったく別物。
CX-60の検討中の方は、必ずグレードを確認してくださいね。
私はXDオーナーとして、EcoFlow DELTA 3 Plusをラゲッジに積んで給電を補完しています。
ポータブル電源運用のメリットもあります。
車に縛られず電源を持ち出せること、別の釣行に徒歩や船で出る場面でも活躍することです。
ただ、毎回「充電してから出発する」「残量を管理しながら使う」という手間が発生するのは事実です。
広さ面での比較
CX-60 XDの室内空間
車中泊で一番気になるのは、やはり就寝スペースの長さですよね。
CX-60は後席を倒すと、約1700mmの就寝長を確保できます。
室内空間のスペックとしては、室内長1910mm・幅1550mm・高さ1230mmとされています。
横幅1550mmは、大柄な男性でも寝返りを打てる余裕があります。
実際の釣行でもこのスペースを活用していますが、無理なく横になれる快適さがあります。
釣行では荷物の量が多いですよね。
タックルバッグ、クーラーボックス、ウェア類、食料。
CX-60 XDのラゲッジは、それらと並行して就寝スペースを確保できる大柄さがあります。
RAV4 PHEVの室内空間
RAV4 PHEVのボディサイズは全長4600mm・全幅1855mm・全高1685mmです。
ホイールベースは2690mmとなっています。
一般的に、RAV4とCX-60では車格・全高ともCX-60のほうが大柄な設計とされています。
就寝スペースの余裕を重視するなら、CX-60に軍配が上がりやすいと言えるでしょう。
燃料コスト面での比較
CX-60 XDの長距離燃費
和歌山〜泉州の釣行に使ってきた実感として、ディーゼルの燃費性能には満足しています。
CX-60 XDのWLTC燃費は約21.1km/L(e-SKYACTIV D 3.3・4WD)とされています。
ただし、実際の釣行では高速道路・一般道の混在や荷物の重量があります。
カタログ値がそのまま出るわけではないことは、ご承知おきください。
ディーゼルの強みは、長距離になるほど燃費の優位性が出やすい点です。
釣り場が遠ければ遠いほど、この差は積み重なっていきます。
RAV4 PHEVのEV航続距離と燃料コスト
RAV4 PHEVはEV航続距離がZグレードで151km(GR SPORTは145km)とされています。
近場の釣行や、自宅からの往復がEV航続距離内に収まるケースでは、ガソリン代をほぼゼロにできる可能性があります。
一方、長距離遠征になるとガソリンエンジンとの併用になります。
EV航続外ではハイブリッド走行で燃費を補いますが、長距離でのCX-60 XDのディーゼル燃費との差は縮まる傾向があります。
RAV4 PHEVの車両価格はZグレードで600万円です。
トータルの保有コストで考えると、単純に「PHEVのほうが安い/高い」とは言い切れません。
釣行頻度・走行距離・充電環境によって、損益分岐点は変わってきます。
まとめ:あなたの優先順位で選んでください
3つの軸を比べてきました。
整理するとこうなります。
| 比較軸 | RAV4 PHEV | CX-60 XD |
|---|---|---|
| 給電 | 車載1500W・V2H対応 ◎ | ポータブル電源が必須 △ |
| 就寝スペース | 要確認(RAV4標準より大きい) | 後席倒し約1700mm ◎ |
| 長距離燃費 | EV航続外はハイブリッド △ | ディーゼル約21.1km/L(WLTC) ◎ |
給電を車に任せたいなら、RAV4 PHEVは強力な選択肢です。
ポータブル電源の残量管理から解放される体験は、釣行の快適さを確実に変えます。
私がRAV4 PHEVを本気で検討しているのも、この一点が大きいです。
車内空間と長距離ディーゼル燃費を優先するなら、CX-60 XD+ポータブル電源の組み合わせは合理的です。
EcoFlow DELTA 3 Plusのような大容量機を一台用意すれば、複数泊の釣行でも十分にやり繰りできます。
「給電が不便」とはいえ、慣れれば管理できる範囲でもあります。
そして一点、繰り返しお伝えしておきます。
CX-60で給電性能を求めるなら、XDではなくPHEVグレードを選ぶ必要があります。
同じCX-60でも、ここは別物です。グレード選択を間違えないようにしてくださいね。
どちらが「正解」かは、あなたの釣行スタイルと優先順位によって変わります。
釣行の頻度、一回の走行距離、滞在日数、電気の使い方。
そこを自分なりに棚卸ししてから、判断してみてください。