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2026年秋の横浜・横須賀・三浦半島タチウオシーズン
2025年の公開釣果と東京湾側の回遊傾向を踏まえると、2026年秋に特に狙いたいのは9月後半から10月です。
| 時期 | 期待度 | 狙い方 |
|---|---|---|
| 8月下旬 | ★★★ | 開幕と回遊の有無を確認 |
| 9月前半 | ★★★★ | 本格化を見ながら夕マヅメを狙う |
| 9月後半 | ★★★★★ | 数とサイズを狙う本命期 |
| 10月 | ★★★★★ | 最盛期候補。夕方から夜を重点的に狙う |
| 11月 | ★★★★ | 群れのいる場所を探して良型を狙う |
| 12月以降 | ★★ | 水温と直近釣果がある場合に絞る |

本命は9月後半〜10月。直近釣果を確認して出撃日を決めます。
この期待度は目安です。前年の実績があっても、その日にタチウオが岸から届く範囲へ入るとは限りません。2026年は海辺つり公園周辺ですでに釣果が確認されていますが、日による差があります。
釣行前には、公式の釣果情報、ベイト、風、混雑、利用規則を確認してください。
2025年実績から考えるエリア優先順位
横浜から三浦半島までを広く見る場合も、最初の基準は横須賀東岸です。2025年に実績のあった場所を定点観測し、群れがどちらへ広がっているかを判断します。
1位:横須賀東岸の平成町〜大津
メインエリアです。なかでも、2025年に複数時期の釣果が確認された横須賀海辺つり公園を定点観測地点にします。
海辺つり公園では、2025年6月に1mを超えるタチウオ、7〜8月には小型の反応、9月下旬には70〜90cm、10月には夕マヅメの連発実績が公開されました。
単発の記録ではなく、初夏から秋まで実績が続いていることが強みです。公式の前日釣果でタチウオが上がっていれば、次の回遊を狙う優先度を上げられます。
施設の開園時間は午前5時から午後10時です。また、遠投は禁止されています。飛距離だけを求めず、下段のコンクリート部分から周囲を確認して投げてください。
休園や規則変更もあり得るため、釣行前に海辺つり公園の公式案内を確認しましょう。
平成町のうみかぜ公園周辺でも、2025年8月の調査記録や、10月のウキ釣り・テンヤによる実績があります。
ただし、横須賀市の案内では、公園内で釣りができるのは平日の指定範囲だけです。土日祝と4か所の展望台では釣りができません。古い釣果記事ではなく、横須賀市の現在の案内と現地表示を優先してください。
2位:走水〜観音崎方面
走水・猿島沖のタチウオやベイトの状況を見るエリアです。沖で魚の反応が続き、ベイトが岸へ寄ったタイミングではショアから届く可能性が出てきます。
ただし、沖の船釣り釣果は岸から釣れることを保証しません。ショアの具体的な釣果、ベイトの接岸、鳥や水面の変化が重なったときに優先度を上げます。
釣り可能区域は限定されるため、現地表示を必ず確認してください。波や風が強い日は無理をせず、横須賀東岸の管理された釣り場や風裏へ変更します。
3位:横浜・金沢方面
横浜・金沢方面は、秋後半まで釣果を追いたいエリアです。
横須賀と金沢の両方でショアタチウオが釣れ始めた場合は、東京湾西岸の広い範囲へ群れが入っている可能性があります。特定の岸壁へすぐ移動するのではなく、現在釣りが認められている場所の釣果情報を比較してください。
本牧・磯子の釣果は、さらに北側の回遊状況を見る指標として使えます。横須賀で反応が薄く、本牧・磯子側で連続して釣れているなら、群れの中心が北寄りにある可能性を考えます。
4位:久里浜〜三浦東岸
久里浜港周辺では、2025年8月から11月にタチウオの投稿実績がありました。横須賀東岸で反応がなく、久里浜や三浦東岸で具体的なショア釣果が出た場合は優先順位を上げます。
港は漁業や船舶の作業場所です。投稿に場所が示されていても、同じ岸壁へ自由に入れるとは限りません。立入禁止、釣り禁止、係留作業、駐車禁止の表示を確認し、一般利用が認められた場所だけを選んでください。
三浦西岸〜湘南は釣果が出てから狙う
2025年は、横須賀側ほど明確なショアタチウオ実績を確認できませんでした。最初から本命にせず、ベイトの接岸や具体的な釣果が出たときに候補へ入れます。
最重要なのはルアーの色よりレンジ

矢印は沖から岸への回収方向です。アタリが出たカウントとレンジを再現します。
タチウオ攻略では、ルアーやエサを替え続ける前に、魚が通っているレンジを探します。
海中を大まかに表層・中層・底の3つに分け、同じ仕掛けで順番に確認してください。
日没前にメタルジグで広く調べるなら、いったん底を取り、中層、表層の順に探れます。夕マヅメにベイトが浮いている場合は、着水後すぐの表層から始め、5秒、10秒、15秒と沈める時間を増やす方法も有効です。
大切なのは、どちらの順番でも一通り探ることです。アタリが出たら、次の条件を記録します。
- 着水後に何秒沈めたか
- 巻いている途中か、フォール中か
- 近距離か沖か
- 釣れた時刻
- 巻く速度とアクション
- 潮の動きと風
たとえば、着水後8秒でヒットしたなら、次も8秒沈めて同じ速度で通します。2匹目は新しいルアーを探すより、釣れた条件を再現することを優先してください。
周囲のヒット距離から群れの位置を読む
周囲で釣れたときは、釣れた事実だけでなく距離を見ます。
沖でだけヒットしているなら、群れはまだ遠い可能性があります。30〜40gのメタルジグで同じ距離とレンジを探ります。
時間とともに手前でヒットし始めたら、群れが接岸している可能性があります。ワインドや引き釣りテンヤへ替え、近距離まで丁寧に通してください。
イワシ、サッパ、小アジ、トウゴロウイワシなどがざわつく、突然散る、水面で追われる様子がある場合は、タチウオが近くにいる可能性を考えて粘る価値があります。

ジグで探し、ワインドで時合いを取り、テンヤで食わせ、電気ウキで粘る流れです。
メタルジグで沖とレンジを探す
メタルジグは20〜40gを使い、30g前後を基準にします。目的は遠投だけでなく、魚が沖にいるか、どのレンジにいるかを確認することです。
基本操作は次の流れです。
- キャストして着底させる
- 5〜10回巻く
- 短いフォールを入れる
- 再び巻く
- 底・中層・表層を順に確認する
沖でしか釣れていない間はメタルジグを続けます。群れが手前へ入ったら、ワインドやテンヤへ切り替えましょう。
フォール中に急に軽くなった場合は、下から食い上げた可能性があります。すぐに糸ふけを巻き取り、重みを確認して合わせてください。
ワインドは夕マヅメの時合いを取る
ワインドは14〜21g前後を中心に使います。風が強く、レンジを把握しにくい場合は28g程度まで重くします。
基本操作は次の通りです。
- キャストして狙うレンジまで沈める
- 数回シャクる
- 1秒ほど止める
- フォールさせる
- 再び同じレンジを通す
強く動かし続けるだけではありません。
「チョン、チョン、チョン」と弱く動かし、1秒停止する方法も試します。アタリはあるのに掛からない場合は、動きを小さくし、ただ巻きや停止を増やしてください。
コツッと当たっただけなら反射的な大アワセを避け、そのまま追わせます。竿に重みが乗ったら糸ふけを取って合わせましょう。
引き釣りテンヤは日没後にゆっくり食わせる
引き釣りテンヤには、キビナゴ、イワシ、ドジョウなどを使います。日没後にワインドへの反応が落ちた場面や、アタリはあるのにルアーを食い切らない状況で試します。
基本操作は、キャストして狙うレンジまで沈め、ゆっくり巻くことです。途中で止めてフォールさせ、再び巻きます。
アタリへの対応は次を目安にしてください。
- コツッ:すぐに合わせず、そのまま追わせる
- コツ、コツ:少し巻きを遅くする
- グーッ:重みが乗ったら合わせる
- ゴンと竿が入る:糸ふけを取って合わせる
アタるのに掛からない場合は、巻きを遅くする、停止を少し長くする、テンヤを小さくする、レンジを変える順で試します。
エサの後端ばかり傷つく場合は、待ち時間だけの問題ではありません。エサをコンパクトに付け、噛まれる位置と針を近づけてください。
電気ウキは夜の低活性時に使う
電気ウキは、同じレンジへエサを置き、食いが渋い魚をじっくり待てる釣り方です。
最初はウキ下2ヒロ前後から始めます。反応がなければ3ヒロ、4ヒロと深くし、周囲で釣れた場合は釣れたタナも参考にしてください。
ウキが一度沈んですぐ浮いたときは、浅くくわえている可能性があります。すぐに合わせず、再び沈む、横へ動く、完全に持っていくなどの変化を待ちます。
糸ふけを取り、魚の重みを確認してから合わせてください。一度アタリが出たウキ下は大きく変えず、同じタナへ入れ直します。
潮と風から釣行条件を決める
大潮だから行く、小潮だから見送るという決め方はしません。優先したい条件は次の順です。
- 朝夕マヅメ
- 潮が動く時間
- 風
- ベイト
- 潮回り
理想は、夕マヅメ前後と潮が動く時間が重なることです。大潮の日中より、小潮でも夕マヅメを狙える日を優先します。
弱い西〜南西系の風は、横須賀東岸で比較的釣りを組み立てやすい候補です。北〜北東風が強い場合は、ラインコントロールが難しくなることがあります。
風が強くなったら、ワインドを14g、21g、28g前後と重くします。飛距離よりも、どのレンジを通しているのか把握できる重さを選んでください。
強風や高波の場合は、重い仕掛けで無理に続けず、場所変更または中止を選びます。
10月の実戦ローテーション例
日没が17時10分の日を仮定した例です。実際の日没時刻と施設の利用時間に合わせて調整してください。
- 15時30分:到着。30g前後のジグで沖と底から調査
- 16時15分:ワインドで底・中層・表層を確認
- 16時30分〜18時:周囲のヒット距離とレンジを見て集中
- 18時以降:ワインドへの反応が落ちたらテンヤ
- 19時以降:テンヤのアタリを追い、低活性なら電気ウキ
基本戦術は「ジグで探す、ワインドで時合いを取る、テンヤで食わせる、電気ウキで粘る」です。
ただし、一度に4種類の仕掛けをすべて使う必要はありません。短時間ならジグとワインド、夜中心ならテンヤと電気ウキというように、釣行時間に合わせて2種類程度へ絞ると準備と手返しが安定します。
2時間ほどアタリがなく、周囲も釣れていない、ベイトも見えない、底から表層まで探っても反応がない場合は移動や撤収を検討します。
反対に、周囲で1匹でも釣れた場合はタチウオが射程圏内にいる可能性があります。釣れた距離とレンジを見て、同じ層を探り続けてください。
ショアタチウオの基本タックルと安全対策
横浜・横須賀・三浦半島を回る基本構成は次の通りです。
- ロッド:9ft前後のML〜M
- リール:2500〜3000番
- PEライン:0.8〜1号
- リーダー:20〜30lb程度
- メタルジグ:20g、30g、40g
- ワインド:14g、21g、28g前後
- タチウオ用テンヤとキビナゴなどのエサ
- 必要に応じて電気ウキ仕掛け
- 歯対策用のリーダーやワイヤー
- フィッシュグリップ、長めのプライヤー
- ヘッドライト、予備ライン、予備仕掛け
使用できるルアー重量はロッドの適合範囲を確認してください。施設ごとに遠投や投げ方のルールも異なります。
タチウオは小型でも歯が鋭いため、口元へ素手を近づけてはいけません。フィッシュグリップで魚体を保持し、長めのプライヤーで針を外します。
2026年秋は、横須賀東岸を基準に9月後半から10月を狙います。横浜・金沢、走水〜観音崎、久里浜〜三浦東岸の具体的なショア釣果を追い、群れの位置に合わせて行き先を変えてください。
現地では、30g前後のジグで距離とレンジを探し、接岸したらワインド、暗くなったらテンヤ、低活性なら電気ウキへつなぎます。
釣れた時刻、距離、レンジ、ルアーやエサ、アクション、潮、風を記録し、次の1匹では釣れた条件の再現を最優先にしましょう。
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