※本記事はPRを含みます。

とっとパーク小島と神戸市立須磨海づり公園は、水深と潮流を利用して秋アオリイカを狙える海釣り公園です。一方、潮が速い時間は普通のエギでは流され、着底やフォールを管理しにくくなります。

そこで候補になるのが、ティップラン用の重いエギを足元〜近距離へ入れ、潮に乗せながら穂先でアタリを取る「ショアティップラン」です。

一般的なティップランは船釣りですが、この記事では岸から行う方法に限定します。遠投より、底を取れる重量、潮下へ入るライン角度、穂先の変化を優先します。

釣果、釣り座、投入可能な方向、営業時間などは変わります。釣行前には必ず両施設の公式情報と現地表示を確認してください。

ショアティップランの基本は着底後のステイ

この釣りでは、エギを大きく跳ね上げる必要はありません。底から少し浮かせ、潮を受けたエギが安定する時間を作ります。

基本動作は次の通りです。

着底

3〜5回ショートジャーク

ロッドを止める

3〜5秒ステイ

ティップでアタリを取る

再着底

繰り返す

シャクリでは、エギを底から50cm〜1.5mほど浮かせるイメージを持ちます。実際の浮き幅は潮の速さ、エギ重量、ジャークの強さで変わるため、数字は目安です。

ティップの「入り」だけがアタリではない

アタリは「コンッ」という感触だけではありません。

  • ティップが入る
  • 曲がっていたティップが戻る
  • ティップが小さく震える
  • 急に重くなる
  • フッとテンションが抜ける

一定の負荷が掛かっていた穂先に変化が出たら、アオリイカが触った可能性があります。大きくあおらず、ロッドを立てて重みを確認しながら合わせます。

重要なのは、毎回ほぼ同じ角度と速度でエギを安定させることです。基準となる穂先の曲がりが分かると、小さな変化も見つけやすくなります。

ショアティップランの着底・ジャーク・ステイ・アタリの基本操作

とっとパーク小島は払い潮側から深場を狙う

とっとパーク小島は、今回の第一候補です。桟橋から深場へ直接仕掛けを入れられ、潮流に合わせて重いエギを使う釣りが成立します。

先端〜中央付近は、水深18〜25mほどがひとつの目安です。ただし、水深は釣り座、潮位、投入方向で変わります。数字を固定せず、着底までの時間とラインの入り方で判断してください。

基本は、エギが桟橋から離れていく「払い潮側」を選びます。当て潮側では、エギが桟橋下へ入り、橋脚や筋交いへ近づきやすくなります。

潮向きが変われば、同じ釣り座でも払い潮側と当て潮側は入れ替わります。入園時の場所だけで決めず、海面の泡やラインの向きを確認します。

とっとパーク小島での投入と流し方

足元〜5mほど先へ投入

着底

3〜5回ショートジャーク

3〜5秒ステイ

潮下へエギを流す

再着底

再びシャクる

普通のエギングのような遠投は必要ありません。ラインが潮下へ斜めに入り、底を追える状態を作ります。

ライン角度は30〜45度ほどが判断の目安です。横へ流され、隣の釣り人の範囲へ入る前に回収します。混雑時は斜めへ流す余地がなければ、この釣りを無理に続けません。

とっとパーク小島の重量目安

潮の状態 エギの総重量の目安
潮止まり〜緩い 30g前後
通常 40g前後
速い 50g前後
かなり速い 60〜70g

最初から最大重量を付けるのではなく、底が分かる最軽量を探します。50〜60gでも着底が分からないほど流れる場合は、さらに重くするより本流を外し、潮のヨレや緩み始める時間を狙います。

秋の新子は、展望デッキ周辺など比較的浅い場所も候補です。水深10m前後を目安にできる場所なら、20〜30gほどの軽い組み合わせから確認します。水深と投げられる方向は当日の釣り座で確かめてください。

とっとパーク小島の公式釣果ページでは、2026年8月27日と29日にアオリイカの掲載を確認しました。ただし、これはショアティップランで釣れたことを示す情報ではありません。最新の回遊状況は、釣行直前の公式釣果で確認します。

須磨海づり公園は近距離へ入れて斜めに流す

須磨海づり公園も、水深と潮流を利用できる候補です。2017年には、フィッシングマックスがソリッドティップを使ったショアティップランのアオリイカ釣果を紹介しています。

これは過去の直接実績であり、現在の釣果ではありません。現在アオリイカが入っているかは、須磨海づり公園の公式釣果ページを確認してください。

候補は西釣台中央〜南側です。水深は約9m前後を目安にできる場所がありますが、地点、潮位、施設周辺の構造で変化します。着底時間を比べながら、その日の深さを把握します。

とっとパーク小島より浅いため、真下だけを狙う完全なバーチカルではなく、少し投入してライン角度を作る「キャスティング・ティップラン」で探ります。

須磨海づり公園での投入と流し方

5〜10mほど先へ投入

着底

3〜5回ショートジャーク

ロッドを止める

潮に乗せて横方向へスライド

ティップの変化を見る

再着底

遠投より、近距離へ入れて意図的にライン角度を作ることを優先します。本流で底を取れなければ、流れの境目や潮のヨレへ投入方向を変えます。

須磨海づり公園の重量目安

潮の状態 エギの総重量の目安
潮止まり〜緩い 25〜30g
通常 30〜40g
速い 40〜50g
かなり速い 50〜60g

それでも底が取れない場合は、本流を無理に攻略しません。潮が緩む時間を待つか、流れが弱い方向へ変えます。

須磨の公式利用案内では、北釣台の内側に向けた投げ釣りとルアー釣りは禁止されています。使用できる竿は1人2本までです。エギを投入できる釣台と方向は、現地表示と係員の案内を優先してください。

エギ重量はライン角度と着底感で決める

ショアティップランでは、カラーより先に重量を合わせます。

基準は「底が明確に分かる範囲で最も軽い重量」です。

例えば40gで着底が明確に分かり、ラインが30〜45度ほどの角度で潮下へ入るなら、その重さを基準にします。40gで着底が曖昧なら、シンカーを追加します。反対に、エギがほぼ真下へ落ち、潮を利用できないなら少し軽くします。

状態 判断
軽すぎる 横へ流され、底が分からない
適正 斜めに流しながら底を追える
重すぎる 真下へ落ちすぎ、潮を受けにくい

ショアティップランで軽すぎ・適正・重すぎを比較したエギ重量の決め方

狙うのは激流MAXではなく前後の変化

激流

少し緩む【狙い目】

潮止まり

潮が反転

流れ始める【狙い目】

激流

普通の3〜3.5号エギでは底を取りにくいものの、30〜50gほどなら底を追える潮が、重いエギを使う利点を生かしやすい状況です。

潮が速くなるほど釣れるとは限りません。着底、ステイ、アタリの判別が成立する範囲で釣ります。

ティップラン用エギと追加シンカー

基準にしやすいのが、YAMASHITAのエギ王TRです。メーカー公式では、安定したスイム姿勢を狙った27gのモデルとして案内されています。

エギ王TRへ専用シンカーを組み合わせると、潮に合わせて総重量を変えられます。

  • TR単体:約27g
  • 10g追加:約37g
  • 20g追加:約47g
  • 30g追加:約57g

端数や実測値は製品ごとに確認してください。組み合わせ後は、エギ本体、シンカー、ロッドの対応重量をすべて確認します。

最初にそろえるなら、10g・20g・30gを各2個ずつ用意すると段階的に調整できます。シンカーは根掛かりや脱落に備えて予備を持ちます。

DAIWAの仮面シンカーボート3も候補です。ただし、メーカーが案内する対応エギが決まっています。手持ちのエギへ装着できるか、公式の対応表を確認してください。

もう一系統として、DAIWAのエメラルダスBOAT系も選べます。公式ラインアップには35gや50gのティップラン用エギがあります。

カラーは大量に増やすより、次の3系統ほどから始めます。

  1. 紫・赤系
  2. オレンジ・金系
  3. ケイムラ・グロー系

重量が合ってから、カラー、ジャーク回数、ステイ時間を調整します。

おすすめタックルは重いエギへの対応を優先

今回の具体的な候補は、DAIWA エメラルダス X BOAT 70MS-S・Eです。

メーカー公式スペックでは、全長2.13m、対応エギ重量25〜90g、適合PE0.4〜1.0号です。ティップランとキャスティングの両方を想定したボート用ロッドとして案内されています。

このロッドは岸専用ではありません。本記事では、海釣り公園の柵や高い足場をかわし、足元〜近距離へ重いエギを入れる候補として挙げています。強い遠投を前提にせず、必ずメーカーの対応重量内で使用してください。

基本タックルの目安は次の通りです。

  • ロッド:DAIWA エメラルダス X BOAT 70MS-S・E
  • リール:C3000HGクラス
  • PE:0.6号・200m
  • リーダー:フロロ2.5号・1.5〜2m
  • 根ズレや大型を意識する場合:リーダー3号も候補

リールの例として、SHIMANO アルテグラのC3000HG系が候補です。ライン容量とドラグ性能は、購入時に現行モデルの仕様を確認してください。

PEは感度と潮受けのバランスから0.6号を基準にし、ラインの傷みを定期的に確認します。橋脚や構造物へ近づく釣りでは、細さだけを優先しません。

とっとと須磨の使い分け

項目 とっとパーク小島 須磨海づり公園
特徴 深く、潮がかなり速い とっとより浅いが潮が速い
主な候補 先端〜中央、秋は展望デッキ周辺も候補 西釣台中央〜南側を候補にする
投入距離 足元〜5mほど 足元〜5〜10mほど
基本重量 40〜50g 30〜40g
速潮時 50〜60gを目安に調整 40〜50gを目安に調整
釣り方 縦に入れて潮下へ送る 少し投入して斜めに潮へ乗せる
重要点 払い潮側を選ぶ 本流だけでなく潮のヨレも探す

重量と投入距離は固定値ではありません。隣との距離、潮向き、底の取りやすさに合わせて狭い範囲から始めます。

とっとパーク小島と須磨海づり公園のショアティップランの使い分け模式図

現場での重量決定手順

30〜40gほどから投入

着底が明確か確認

底が分からないなら10gほど重くする

着底が明確でライン角度が30〜45度ほどなら継続

ほぼ真下へ落ちるなら少し軽くする

50〜60gでも底が取れないなら潮のヨレや別の釣り座へ

ショアティップランでは、「何色が釣れるか」より先に「今日は何gなら底を取りながら斜めのライン角度を維持できるか」を探します。

重量が決まった後で、カラー、シャクリ回数、ステイ時間、投入位置を調整してください。

海釣り公園では潮より安全を優先する

重いエギと短いロッドを使うため、キャスト時は必ず後方と左右を確認します。隣へ向けた斜め投げ、仕掛けが交差するまでの流し込み、周囲へ接触する大きなジャークは避けます。

また、次の状況では無理に続けません。

  • 当て潮でエギが桟橋下へ入る
  • 橋脚や筋交いへラインが近づく
  • 重くしても着底が分からない
  • 隣の釣り座まで流される
  • 混雑して安全な投入動作ができない
  • 施設のルール上、狙いたい方向へ投げられない

とっとパーク小島では、2026年8月時点の案内で入園者全員に救命胴衣の着用が求められています。須磨を含め、施設ごとの規定に合う救命胴衣を着用してください。

基本は、着底、3〜5回のショートジャーク、3〜5秒のステイ、穂先の確認です。とっとでは40〜50g、須磨では30〜40gを出発点にし、その日の潮で底を確実に取れる最軽量へ合わせます。

施設情報と釣果は、とっとパーク小島公式釣果ページ神戸市立須磨海づり公園の利用案内公式釣果ページで確認できます。

製品仕様は、DAIWA エメラルダス X BOATYAMASHITA エギ王TRエギ王TRシンカーDAIWA 仮面シンカーボート3の公式情報を確認しています。

釣法については、シマノのティップエギング解説キーストンのショア対応エギ解説LureNewsRのショアティップラン解説を参照しています。須磨の直接実績は、フィッシングマックスの2017年釣果記事を過去例として扱っています。